4093876045.09._OU09_PE0_SCMZZZZZZZ_.jpg野村ノート(野村克也著書・小学館)

ダメチームを再生するノウハウは、企業にも応用できる。

面白かったから一気に読んじゃった。

特に気に入った箇所は、

「管理するものは、絶対に結果論で部下をしかってはいけない」

というところです。

部下が一生懸命考え、自分なりに動き、その結果、失敗に終わったとしても、「自分なりに根拠があって動いた」のであれば、何も言わないこと。

私のポリシーも同様。

よく、「結果がすべてだ」とか「プロセスが大事だ」という人がいる。

僕は、どちらかではなく、「両方が大事」と考える。

結果も大事だし、プロセスも大事。

結果主義だけで見ちゃうと、「なにがなんでも」とか「汚いやり方でも」結果を出そうする者も出てくる。

また、結果主義だと、結果が出た時だけほめちゃうことになる。

そうすると、安易に「結果が出ればいいのか」と相手に勘違いされやすく、誤解を招きやすい。

例えば、野球で例えると、野村監督は「2番バッターでバントが上手い選手として成長してもらいたい」と考えている時に、たまたま、その選手が大振りしてホームランを打った。

普通のチームの監督は、「よくホームランを打ったね!!!」と褒める。

しかし、野村監督は叱る。

ホームランを打つと、大振りになって形を崩すし、そもそも、2番バッターの役目はホームランを打つことじゃない。次のバッター(3番バッター4番バッター)へとつなげることが大事だ。

と伝える。

こうすると、選手は、ホームランを打つんじゃなくて、「送りバント」や「つなぎのバッティング」をして自分の仕事をきっちりこなすことを目的とできる。

つまり、裏方の仕事でもしっかりとやれば認めてもらえるとモチベーションが上がる。

これが、結果主義だとどうなるか?

ホームランを打った奴だけがエラいと誤解されてしまう。

企業だと「営業成績がいい人」や「売上を上げた人」だけが偉いと誤解されてしまう。

ホントは、企業はチーム戦。

送りバントをする人も偉いし、中継ぎピッチャーも偉い。

 

だから、結果や見た目だけを見て褒めるのは恐ろしいことなのだ。

 

そういった管理者、上に立つものとしての考えを教えてくれる貴重な一冊だった。

素直にお勧めです。

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