リスクの対価=儲けの額
2008年05月08日
どういう人が儲かるか?
それは「他人より多くリスクを負っている人」です。
リスクの幅の大きさがそのまま儲けの額に比例してきます。
たとえば、アメリカ大統領の護衛をやっている人は、命を失うリスクを負っていますから、当然報酬の額も高いわけです。
また、医者や弁護士も高い報酬の代表的な仕事ですが、やはり、それなりに大きなリスクを負っています。
医者は手術のミスは絶対にできないでしょうし、弁護士も発言一つで刑が大きく変わるのですからリスクは大変大きいです。
休日に呼び出されることも多々あるでしょう。
だからこそ、報酬額が高いといえる職業です。
「社長」もなぜ従業員より給与が高いかといえば、それだけリスクを負っているからに他なりません。
時代の波を読むことに失敗すれば、当然、収入は失われます。
だから、リスクに対応するために高い給与を取り、将来のリスクに備えておくのです。
投資家だってそうです。
高い収益を得ようと思えば、それなりのリスクを負わなければなりません。
たとえば、100万円で10%のリターンを得ても10万円ですが、
1億円で10%のリターンを得れば1000万円になります。
やることは変わりませんが、リスクの大きさが100万円と1億円では大きく異なります。
だからリターン額も変わってくるわけです。
もちろん、ただ単にリスクを負うのではなく、リスクをいかに抑えるか?の発想も大事です。
リスクを抑えることが他人より可能なら、他人よりも有利に効率的に儲けの額を増やすことができます。
では、「従業員」はどうか?
従業員は儲けの額を増やすことはできないのでしょうか?
答えは「可能」です。
従業員だって、他人より多く「リスク」を負うことで、儲けの額を増やすことは可能なのです。
たとえば、ベンチャー企業と大手企業に勤めるのでは、どちらがリスクが高いでしょうか?
大手企業なら、資本力がありますから、多少の不景気でも耐えることができるので、安定収入が見込めます。
しかし、安定はリスクの真逆の意味ですから、当然、給与はほとんど増える機会はありません。
では、ベンチャー企業はどうか?
大手企業よりも資本や知名度などがない分、倒産リスクは高くなるでしょう。
倒産すれば、従業員は自然と退職せざるをえません。
だから、リスクが高い分、社員が得られる給与も高くなる計算になります。
もしくは、「未来」に得られる収入が、大手企業に勤めるよりも高くなる計算になります。
そうでなければ、ベンチャー企業の従業員はやってられないでしょう。
しかし、ベンチャー企業に勤めることは、様々なリスクがあります。
長時間労働や休日出勤もあるでしょう。
福利厚生や保険制度なども大手に比べれば整っていないでしょう。
それでも、ベンチャー企業の従業員になって、大手一般の従業員よりリスクを負い、そして、会社を成長させ、将来の収益を大きく得ようという心構えがある人。
こういう人は、例え、従業員でも、リスクを他人より多く負うことで、儲けの額を増やすことが可能となります。
現にベンチャー企業に勤め、ストックオプション制度である日突然億万長者になったサラリーマンはたくさんいます。
上場しないとしても、従業員数が少ない中小企業で、その分利益率が高く、それだけ、給与をたくさんもらえるサラリーマンはたくさんいます。
それは当たり前といえば当たり前です。
大手企業のように安定性がないし、長時間労働や休日出勤もあるし、福利厚生や保険制度も整っていないリスクの中で仕事をするのですから。
また、せっかく頑張って勤めたにも関わらず、会社がなくなってしまい、苦労が水の泡になるリスクだってあるでしょう。
だからこそ、ベンチャー企業に勤め、時間と労を惜しんで仕事をする人は、成功した時の対価=報酬が、一般よりグンと高くなるわけです。
一番、収入額が少なくなる人。
それは、「リスクも負わず儲けようと考える人」。
他人よりリスクを負わない癖に、儲けの額を他人より多く得ようとする。
これは最悪の矛盾です。
こんな発想ではいつまで経ってもお金持ちにはなれないでしょう。
他人よりリスクを多く取る。
これが、儲けの額を増やす資本主義の原理原則です。





